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見ているだけ
一方的に見ているだけ
黙って泣く俺に真波がいつでも最後に言ってくれる言葉
俺が俺だから好きなんだと
絶対に気づかれてはいけない俺の思い
真波が受け止めてくれるから泣けた。
俺が俺のまま思いを吐き出す事が許された唯一の場所。
いつも隣に座り手を握ってくれる俺より一回りも二回りも小さく細い指と冷たくなった指先に触れる自分とは違う体温が
安心を与えてくれた。
そんな関係も後少しだけ…
卒業までの後数ヶ月
その後 俺は
また一人になる。
俺は
耐えられる…？
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