お前が鳥になれ
19/36
読書設定
目次
前へ
/
36ページ
次へ
やがて、三度目の夕日が地平線に掛かった頃、彼はようやく人家のある麓に辿り着いた。一刻も早く小屋に戻りたかったが、まだその草を灰にする作業が残っていた。彼は言われた通り、人目に付かないところでそれを焼いた。風のなかで渦巻くような匂いがむっと来た。煙に惹かれるように近寄って来た子供たちに、可為武は咄嗟に山犬のように吠えかかった。
/
36ページ
最初のコメントを投稿しよう!
3人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
11(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!