横綱審議委員会

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/2ページ
目覚めるとそこは屋外階段の踊り場だった。 「私の夢は、横綱審議委員会で全ての力士を横綱にすることです。」 就職活動中に「あなたの夢は?」と聞かれて、私はとっさに答えた。 もっと当り障りのない回答があっただろうと後から後悔した。 全ての力士が横綱になるとはどういうことか。 これは、相撲界に起こる革命的な出来事であろう。 1つ言える事は、全ての試合が横綱同士のぶつかりあいになることである。 三賞や金星の概念がなくなる。 面接官に、「だれもまともに取り組まなくなるじゃないでしょうか。」 という質問に窮した結果、面接は受からなかった。 面接には、受からなかったが、夢に向けて、このことを書いてみようと思った。
/2ページ

最初のコメントを投稿しよう!