第1章 帰還

6/9
前へ
/39ページ
次へ
  エクスカリバーさんの熱意に負けて私とバウクは大型の中のことを出来る限り話した。 「なるほど、プールが有るのか。」 エクスカリバーさんは腕を組んで呟いた。 「さらにプールの下は円筒形と成っている……か。」 鬼教官も顎を撫でる。 「はい、円筒形の中には人がいました。 体中にロープが刺さって……。」 思い出したくもない痛々しい情景が脳裏に浮かぶ。 「どうやら、そこで命を奪っているようですな。」 鬼教官が呟いた。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加