第1章 帰還

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  「つまり、そのプールを破壊すればヤツの活動を止めることが出来る……と言うことか。」 エクスカリバーさんは腕を組んで呟いた。 多分そうだと思うけど……。 「あの……本当にやるつもりなの?」 私の言葉にエクスカリバーさんは胸を張って、 「当たり前だ。 ヤツを倒さない限りいずれ“まほろば“は荒野と化すだろう。 それはなんとしても防がなければ成らん!」 エクスカリバーさんは力強く言い放つ。 ……たしかに、そうなんだけど……。 私はあのクマの純粋種の亡骸を思い出していた。
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