2人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
「ここは危険だが、賭けてみるしかないだろう。」
「鬼……ザック教官!!」
私は反対です!
「大丈夫だ。
心配は要らない。
必ず上手くいくさ。」
バウクは私の頭をポンポンと叩く。
「なんで……何でそんなことが言い切れるの?」
私はバウクの胸にしがみついた。
「約束したろ。
オレはキュットの前から居なくなったりしない。」
バウクの腕が私を包み込む。
「でも、でも……。」
生還できる保証はどこにもないのに……。
私の瞳からは涙があふれ出ていた。
最初のコメントを投稿しよう!