喰われる

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臆病を隠す優しさなんて、本当はいらない。 「っ、ふ…く…」 「ど、どうしたんだい?ごめん、な、なんか痛いことしたかい?」 そんな優しさ望んでない。 傲慢で強欲で、独裁者のようなその本性で、求めて。 俺の存在が微塵に残らない程、食い尽くしてくれてかまわないから。 「先生…」 「ん?」 「本当におれのこと…好き?」 END
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