第1章

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俺達は取り締まるが逮捕するわけではない。だが、特殊任務なのは確かだ。国家公務員の中でも秘密情報機関のバッジは特殊使用になっていて、通称カメレオンと呼ばれてる。身分を偽る為に設定した所属先の模様に変わるんだ。 今日もいつものようにマツとドライブに出かける。 「じゃ、行くか。」 じゃんけんで運転の順番を決める。今日は俺が先に運転をする。 助手席に乗り込んだマツが周波数を合わせる。 「準備OK!」 走り出すと探知機は、すぐに反応する。嫉妬はあちこちに渦巻いている。微かな反応はスルーする。この嫉妬は可愛いものだ。取り締まる程の事ではない。ヤバいやつは、すぐにわかる。反応も凄いが混ざるノイズが、何と言うか…兎に角、ピンとくるんだ。 暫く走ると、探知機は凄い反応を示した。
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