エブリデイ・エブリワーカーズ

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あたしは激怒していた。 今朝のことだ。天使として今日も立派に魂を救済しようと、清々しい朝日に向かって誓ったときのことだった。 あたしはしっかり仕事をしていたはずだった。お亡くなりになる方の悪行を洗い出し、レポートにまとめ、魂を救済するか狩るかを取り決め、狩ることが決まれば死神の方に連絡をとり、いついつに魂を狩りに行きますとアポイントメントをもらう、というまでの内容はきちんと済ませた。 それなのに、先輩の天使から急な連絡が届いたのだ。 『あの方の悪行は冤罪だったことがわかりました。死神の方が七時十二分に魂を狩りに行ってしまうので、その前に止めて謝罪してください』 仕事ミス。しかも他の部署の仕事ミス。 あたしの清々しい朝が一瞬で消えた瞬間だった。
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