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「梅のロックと、キュウリの一本漬け、卵焼き、タコワサと唐揚げをお願いします」
死神としての仕事を終え、ほっと一息つく夜になりました。
ここからは私だけの時間です。今日はストレス解消のために、お金をたくさん引き出して居酒屋にやってきました。邪魔する者は誰もいない、私の私による私だけのための時間。そんな時間には、カウンター席で酒とツマミをたらふく食べるのが一番良いのです。
もちろん、死神としての存在を悟られてはいけないので、仕事のときに着ていた分厚い黒衣装は部屋に脱ぎ捨て、白のワンピースを身に纏って参上しています。人間の着ている服の、なんとお洒落で着やすいこと。人間として生きるのも楽しいものがありますね。
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