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そんなくだらないことを考えているうちに、イケメン店員さんがお酒を運んできてくれました。私はそれを笑顔で受け取ると、仕事の不満や恨み、天使への嫉妬心と一緒にぐいぐいと飲み干しました。
冷たくて美味しいです。人間はどうしてこんなに良いものばかり開発するのに、辛い顔ばかりしているのでしょうか。
それから、順番にタコワサ、キュウリの一本漬け、卵焼き、唐揚げが運ばれてきたので、パクパクと食べ始めます。
私の悲しみを癒してくれるのは、この食事だけです。それに比べて、天使は今も高らかに笑いながら、魂を救済した正義感に浸りながら、美酒を飲んでいるに違いありません。
ふん。ですが、今に見ていなさい天使さん。
私は、いつか必ず、天使みたいに……。
「幸せになってやります……」
「幸せになってやる……」
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