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「誉さん、すっごい濡れてる。前も後ろも……あぁ、俺もヤバイかも」
藪中が自身の下部を寛げ、反り勃つ滾った雄を露わにしてきた。そこは既に濃い雄汁が滴り始めていた。
下着をずらした反動で彼の屹立が上下に揺れ、私の下生えや臍の周辺に淫液が垂れ落ちる。竿全体は幾筋も濃く太い血管が浮き、裏筋はまるで凶器のように張っていた。
「――っ!」
リアルな光景に思わず息を飲む。この立派で長大な雄が、いつも自分のお腹の奥深くに侵入し掻き回していると思うと、後孔が切なく疼き、オメガ男性の特徴でもある分泌液がどっと溢れ出るのがわかった。
「今、凄いフェロモン漂った……ねぇ、誉さん、そんなに早く欲しいの?」
藪中は重量感のある自身の極太の雄を根元から支え持つと、少し意地悪そうに笑う。
「っ、そんな事、聞くなんて、悪趣味です……っ!」
卑猥な質問に答えるつもりもなく、私は彼から視線を逸らした。
「あは、怒んないで。ねっ、誉さん。昨日もたくさんしたし、今日は直ぐに挿入るかも……ほら」
「えっ、あぁっ……!」
グッと私の両太腿を掴み割り開いてきた藪中は、雄汁を纏った切っ先で、私の袋の裏側を突いた後、収縮する蕾へと滑り移動させてきた。
クチュ、と粘着質な音と共に触れ合う粘膜同士に身震いする。淫らな蕾は結合を待ち侘び、大きく収縮する動きで、その雄を内部へと誘おうとするのだ。
「うっわ、凄い。誉さん、本当に解さなくても挿入りそうだ」
「ひっ……ぁ、駄目っ、お願い、待って……」
基本的に藪中は、毎回丁寧に全身を隈なく愛撫しながら、後ろを優しく解してくれるスタイルだっただけに、早急なその動きに戸惑いが生じる。
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