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「っ……、誉さん、上手じゃないですか。じゃあ、もう遠慮はいりませんよね……っ!」
快楽に唸った藪中は私の顎のラインを撫でた後、頭を両手で鷲掴んできた。そして更に奥の咥内に押し込むようにして頭を固定し、腰を何度も何度も喉奥に目掛ける動きで攻めてきたのだ。
「――っぷ!? ん゛、ぅ――……ん―――っ!」
激しく大きな動きで咥内を行き来する硬い生の雄が、頬の内側を突き破る勢いで暴れ進む。その動きで眼鏡がずり落ちてしまった。
「っあー……誉さんの口の中、本当にやばいっ……」
「んんっ、ふ……ん゛ぅ……!」
唾液と藪中の濃厚な先走りが交り合い口端から零れる。独特な男の味とフェロモンが鼻をツンと突き抜ける。それだけで腰の髄が蕩け、後孔が疼き収縮していた。その中で必死に脈打つ藪中の物に吸い付く動きを続けた。
「っぐ……っ、誉さんっ! イキそう、です。口っ、離して」
「んっ……! ぅん……っ」
藪中が射精を訴えたが、それを一切聞かず果てる瞬間を促す動きをした。それを感じ取った藪中は、クソっと小さく呟き、そのまま頭を鷲掴む力を込めた。
精の匂いが頭いっぱいに広がってくる。もう考える事はひとつしかない。このまま激しい情交で彼を胎内でひたすら感じたい。ただ、それだけだ。
口を動かし腰を厭らしく捩らせ、尻を高く上げる姿は、まるで盛った雌猫のようだ。とにかく藪中の雄肉を必死に貪った。
「っは……厭らしい姿ですね……っ」
「――っん゛ぅ――んっ!?」
藪中が片方の手を頭から離し、私の背骨のラインを辿りながらスラックス越しに尻朶を揉むと、分泌液で湿った窄みへと指を食い込ませたのだ。下着が後孔に這入り込むほど強く穿られ、強い痺れが襲う。前の部分はとっくに濡れ勃ち、窮屈そうにしていた。
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