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「ははっ、何ですかこれ。すっごい濡れてる……」
「んっ……あぁっ、や、藪中さ……んっ!」
指を揉みいれるようにグリグリと回転された時、思わず屹立から口を離してしまうと、限界にまで張りつめ最大限にまで隆起した藪中の雄が、私の頬を打ち雄汁がこびりついた。
「あぁ、誉さん。口、離しちゃ駄目じゃないですか」
「――んぅ……!」
私の髪を撫でながら、藪中が再度口の中へと滾る物を押し込んできた。少々乱暴的な行為は、おそらく藪中もフェロモンを嗅ぎ理性が限界なのだろうと悟る。
粘着質な音が発する中、素早く行き来する藪中の物が一際大きく脈打つのを口粘膜が察知した。
(――――っ、来る……!)
間近に迫る吐精を咥内で感じようと、喉奥を無意識に開く。
「――――っ、誉さんっ……出るっ……!」
藪中の鼻がかった少し色っぽくて低い声がした。同時に衣服越しに私の蕾を穿っていた指の力が入った。
「―――んっ、ん゛ぅ――……ん!」
その瞬間、脳内に激しい火花が散った。私は腰を大きくビクつかせ、呆気なく衣服の中で達してしまったのだ。時同じくして、咥内に生温かい飛沫が弾けた。藪中が熱精を放出したのだ。
飲み切れない程の欲情が、彼の先端から止め処なく溢れ出す。あまりに濃厚な精は、自然と喉奥から体の中にまで染み込んでいった。
「――っ、ごほっ……! んっ…ぁぅ……」
あまりの量と、その苦しさに咽ながら顔を背け、果てた直後の雄を口から引き抜いた。唇から白濁の糸がねっとりと引くのが見える。藪中の先端からは未だ放出が続いていた為、私はそこへ舌を這わせた。
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