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「飲み過ぎた時は柑橘系がいいんだよ。ちょっと蜂蜜も入れたから、飲みやすくて美味しいでしょ」
「あぁ」
素直に俺はそれを飲み干す。丁度飲み終える頃、遼は俺の前に温かな器を置いた。
「何これ」
「リゾット。胃に優しくて美味しいし、温かいから気持ちも落ち着く」
俺の目の前に座った遼は、早速作ったものにパクつく。俺も素直にそれを頂いた。
「どう?」
「美味しい」
「ほんと!」
本当に美味しい。温かくて、優しい味がする。大したものは冷蔵庫に入っていなかったはずだが、よく作ったもんだ。
遼の奴は満足そうな顔をして、ご飯をドンドン胃袋におさめていく。俺はゆっくりと頂いた。
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