警視庁第十九課 『ニート殺害事件』

22/34
前へ
/34ページ
次へ
 奥の部屋に入ると、ホストは一冊の名簿を取り出し、ページをめくり始めた。  名簿を繰る手が止まった。ホストは湊人と遊星に見せて、話し始めた。 「彼は、中井徹。数ヶ月前までここで働いていた人だ。今はどこで働いているか知らないけど、特別に住所を教えるよ」  そこに書かれてあった住所は、小暮享也の自宅からわずか十分ほどの場所にあったのだ。
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

75人が本棚に入れています
本棚に追加