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第11話 都市伝説
「そのついについてのことを、順を追って話そう。まずその子の名前はつい。
名前と言うかあだ名らしい。
出会うきっかけは、間違い電話が掛かってくるらしいが…」
全く一緒だ…。
「その電話を切った後は、ついからは掛かってこないらしい。
だから、間違われた相手から発信しないと、その後は発展しないってことだな」
……私から電話しました。
「その感じは…したんだな?
和樹らしいっちゃ、和樹らしいが…。
そして仲良くなると、おしおきがあるらしい。そのおしおきの内容と、どういった条件でおしおきが発動するのかは、よく知らない。そして、そのおしおきってのが日に日にエスカレートしていき、最後は…」
「さ、最後はなんなんだよ!」
「知らん。そこは噂だから、煽るためにオチをつけてないんだと思ってた。
オチがないほうが、色々想像するだろ?
でも和樹のがマジでついなら…ガチでやばいんじゃないか…」
おい…悠真がそんな事言うなよ…。
「とりあえず、対処のしようはある」
「マジか!? どうしたらいいんだ!!」
「それは、このURLにアクセスしてみろ。
でも注意点がある。
自分の携帯や、パソコンからはするな。
探知されるらしい。そして、それが自分の携帯やパソコンだったら…」
「だったら…ってなんだよ?」
「こう言う話の流れでわかるだろ?
バレて、即おしおき的な流れだと思う。
以上が、ついについての都市伝説だ。
和樹が今、実際に起こっている出来事を教えてくれ」
俺は今までの出来事を悠真に事細かく話した。
「ガチのやつみたいだな…。よし!
まだおしおきは、 始まったばかりだからなんとかなるかもしれない!
とりあえず漫画喫茶にいってこのURLにアクセスしてみよう。俺も一緒にいくよ」
「ありがとう…本当にありがとう…」
そうして俺達は漫画喫茶に向かった。
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