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第12話 日記
ファミレスを出て、さっそく漫画喫茶に来た。
一応、部屋は2個取って、偽名で中に入った。
「さっそく入ってみるぞ…俺も見たことは、まだ一度もない」
そう言って悠真がURLを打ち込み、その中へ入った。
すると、ブログみたいなページに飛んだ。
「…日記みたいになってるな。
とりあえず1ページ目から見てみよう」
o月×日
ついと言う子から、間違い電話が掛かってくる。
少し、気になる感じの子だ。
その日は何事もなく、電話を切る。
o月×日
ついは、暇になったらまた電話を掛けると言っていたが、掛かってこない。
痺れを切らし、こちらから掛けることにした。
o月×日
ついと仲良くなり、電話をよくする仲になっていた。
少し違和感を覚える出来事はあるが、ついに会いたい気持ちがのほうが、大きい。
o月×日
毎日電話をする仲になった。
僕もそろそろ、ついに会いたくなる。
でも向こうはまだ勿体ないと言い、会ってくれない。
そして、その頃から毎日同じような時間に電話が鳴るようになる。
ちょうどその頃、ついから掛かってきた電話を、取るのが遅くなったことがあった。
ついは激怒した。
そして、そこからおしおきが始まったのだ。
o月×日
ついから掛かって来た電話を、着信音が何回鳴るまで取れと、強要される。
初めは笑っていたが、そのついの言うおしおきが、日に日にエスカレートしていく。
このまま行くと俺はこの日記を書き続けることが出来ないかもしれない…。
o月×日
電話を2回鳴るまでに、取らないといけない状態になってしまった。
この日記を書きながらも、睡魔が襲ってくる。
でも、寝たら終わりだ。
そして何個か分かった事を、ここに書き記そう。
ここから重要な事が載っていた。
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