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「俺は もう人間じゃあないし、歳をとることはないんだ。」
「…うん。ヤマトもそう言ってた。」
「……う…ん。」
「あんまり気にするな。」「……へっ?」
兄ちゃんは立ち上がると俺の頭を優しくなでると、照れたように頭をかいて、
「俺も難しいことはよくわからないが、大貴は大貴だしまっいいかなぁって。」「……兄ちゃん。」
「姉ちゃんには話しても大丈夫だけど、母さんと父さんと婆ちゃんには言うな。理解できないだろうし…。」
「……そうだよな……わかった。」
兄ちゃんは 笑いながらまた頭を優しく撫でると、部屋を出ていった。ベットにため息をつきながら横になり部屋の天井をみつめながら、少しほっとしていた。
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