平和に(1)

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「う~ん…おでんかな。」「わかった。」 家路を歩いていると、前方に 仕事帰りのお兄ちゃんが歩いていた。 「兄ちゃんお帰り。」 「おぉ‼大貴にヤマト。今帰りか?」 「うん。晩御飯は おでんだよ。」 「そっか~‼ 久しぶりにビールでも飲もうかな。」 ヤマトとお兄ちゃんは いつの間にか仲良くなって、よくワインを一緒に飲んでいる。 お兄ちゃんも恋人や仕事の悩みをヤマトに打ち明けたりと友達になっている。 「ヤマトは 今日泊まって行かないのか?」 「そのつもりだ。」 『俺が人間じゃあなくなったって兄ちゃんに言ったら、どんな反応するのかな。』
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