平和に(1)

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二人を布団で寝かせてから、ヤマトは 俺の部屋に来た。スマホに蓮とミサと正宗からメールがきていて、三人とも内容は違うが、面白くて笑っていると、ヤマトが真剣な顔で、 「大貴、死神になったこと、家族に話するのか?」 「……えっ?何言ってるんだよ。言えるわけないよ…。」 布団でスマホ片手に頭をかいていたら、ヤマトが隣に来て俺の肩を抱いた。 「隠し事は 長く隠せないが、俺は おもいきって話をした方がいいと思う。」「そっ…そんなことしたら家族が混乱する。」 「黙ったままが理想的だが、大貴は 隠し事が下手だし、後でバレるより早い方がいいんじゃないか。」 「…………。」 「大貴が、家族の人を心配しているのはわかるが……言いにくいなら俺が話そうか?」
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