平和に(1)

6/6
前へ
/68ページ
次へ
静かな部屋の中、ぐちゃぐちゃ考えることに疲れたのか布団に横になった。 布団に潜って目をつぶった。眠る必要がなくなり、眠る時間が少なくなったが、しばらく眠りにつくことにした。 「お~い‼大貴。遅刻するぞ~‼」 「……ん…。」 目を開けると兄ちゃんが立って覗きこんでいた。いつの間にか朝になっていた。 「…昨日…ヤマトから聞いたよ。」 「……え?何?」 「徹夜で話を聞かされたよ。正直…信じられない…って思った。でも…。」 「兄ちゃん…俺…俺。」 「昔から隠し事は苦手だし、まがったことが嫌いだもんなぁ…お前…。」 「………………。」 ヤマトがどこまで話をしたかわからないが、兄ちゃんには 話をすることにした。
/68ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加