夜中のメール

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私は興奮が冷めやらないまま画面をゆっくりとスクロールして何度もそのメールを読み返した。 「この人もこんな時間まで仕事してるんだね……」 私は小さな息を吐きながら「お疲れ様です」と、呟いた。 すると、横から眞辺が身を乗り出す。 「俺も疲れてるんだけど」 「そうだね、お疲れさま」 私が返事をすると、眞辺は不満気に私を睨みカップを手に自分の席に戻った。 「俺の方がなんか雑」 「雑って何が?」 「『お疲れさま』が」 「……何言ってんの? それよりメール、返信しとくね」 今度は私が白けた目で眞辺を睨み、すぐに視線をモニターに戻した。
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