夜中のメール

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「返信? 何て」 「メールのお礼と『連絡、お待ちしてます』って」 「こんな夜中にわざわざいいだろ。それに今、新規の案件なんて厳しいんじゃねぇの? ただでさえこれだぜ?」 眞辺はそう言うと、壁掛けの時計をちらりと見た。 薄暗い室内でよく見えないが時計の針は午前二時を示そうとしていた。 「でも、とにかく話を聞きたいじゃない」 私はキーボードを撫でて返信メールを作成すると、念入りに確認して送信ボタンを押した。 メールを送信した後も心拍数はいつもより高い。 「眞辺、修正できた分からチェックさせて」 気が高ぶってじっとしていられなくなり私も席を立った。
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