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「バーカ。俺を誰だと思ってんだよ?」
「眞辺……隼人」
「知ってんなら心配すんなよ。そんなことより何で戻ってくるんだよ?」
彼との会話は彼の前の大きなモニターで遮られながら繋いでいる。
「いつものこと。気になるじゃない」
「俺のこと?」
「それもあるけど……デザイン。朝までに修正するって言ったからにはやらなきゃなんないし。大丈夫? 何か食べた?」
私は彼の背後に回り込みコンビニ袋をデスクに置いた。
「サンキュ」
眞辺が袋を開けると唐揚げのいい匂いが広がった。
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