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しかし……
この案件は絶対にうちでやるべきだ。
大変な案件だからこそ、成功すれば四葉への売り込みになる。
私がそう思った矢先だった。
「大丈夫ですかね、引き受けちゃって。無理なものは無理って言わないと」
相変わらず一人温度差があるのは眞辺だった。
「何だよ、今回はやけに消極的だな」
船越さんがそう言うのも無理はない。
何だかいつもの眞辺らしくない。
「でも、眞辺。もしこれで四葉とのパイプが出来ればうちにとってもすごくプラスになると思うけど」
「さすが、デキる女は言うことが違うな」
真面目に話しているのに茶化された私は反論したくなる気持ちをグッと抑えて冷静に努めた。
「眞辺のスケジュールは出来るだけ負担にならないように私が何とかするから。もちろん、他の案件も含めて。それに、私にできることがあったら何でもするから、だから……」
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