親友の告白

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「私ね……。実はまだ銀行に辞めるって言ってないの」 「え!?」 私は思わず声をあげた。 「どうしても……あきらめきれなくて」 優香が肩をすくめて笑った。 「そうだったんだぁ……。言ってよ、優香」 私がが天を仰ぐと、「ごめん」と優香が謝る。 そして、ミルクティーのカップを持ち上げてぽつりと呟いた。 「私……これからどうなっちゃうんだろな。いろんな人にいろいろ言われるんだろうね。ちょっと怖い」 「でも、優香の人生だもん。後悔してほしくない。私にできることがあったらなんでも言って」 私は自分の気を引き締めて言った。
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