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今週中にもラフ案を完成させて、来週には四葉を通じてクライアントへの確認作業が始まる。
そのため、眞辺も大詰めを迎えていた。
橋爪くんも別の案件を任され、忙しくもどこか活き活きと仕事をしていた。
やる気の表れか、紅屋の件においてもデザイン画を描いてみたりして、眞辺にも積極的に相談していた。
もちろん、私も出来上がっていくラフ案に付随して提出する資料作りや素材選びに追われ、忙(セワ)しない日々を送っていた。
しかし、私にとっては忙しければ忙しいほど都合がよかった。
もちろん、いつもならこんな風には思わないが、今週は特別だった。
なぜなら、週末には倉田さんとの約束が待っているからだ。
仕事に没頭していないと、何だか気持ちが落ち着かなかった。
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