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……誰?
同じことを思ったらしく、眞辺と目が合う。
休日のこんな時間から誰だろう。
考えつくのは、船越さんが戻ってきたことくらいだが、
そうでないことに私はいち早く気がついた。
こちらに歩いてくる足音がハイヒールのものだったからだ。
休日出勤のあり得るメンバーに、この足音と結びつく者はいなかった。
ますます、見当がつかず、眞辺と目を合わせたまま首を捻った。
とりあえず誰か確かめようと、私が立ち上がったのと同時に、パーテーションの向こうから声がした。
「お邪魔しまーす」
一瞬、時間が止まったみたいだった。
室内に響いたのは若い女性の声だった。
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