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俺が風呂から戻ると、杉浦はもう化粧を済ませ、服装を選んでいるところだった。
「朝ごはんはどこかで食べようよ」
杉浦の提案で俺たちは手早く支度を済ませ、足早にマンションを出た。
杉浦が時間を惜しむ気持ちはよくわかる。
俺たちはファーストフードで朝食を済ませ、仕事場に向かった。
暖房のスイッチを入れ冷え込んだオフィスを温める。
夕べの残像がまだ脳裏に鮮明に映るが、
今日は杉浦の言うとおり、本腰入れないとヤバいことになりそうだった。
到着してすぐにパソコンの電源を入れ、椅子に座ると、
「ん?」
と、あるものが目についた。
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