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「……お前、営業まで始めるつもりかよ?」
いつの間にか真顔になっていた眞辺が呆れたように言う。
「なんでもやるわよ。もっとたくさんの人に眞辺のデザインを知ってもらうためならね」
私が思い切り笑顔を返したので、眞辺は面食らったのか、目を大きく見開いた。
「お前のそのやる気って、どこから来るんだよ?」
ビルを出て駐車場への道を歩きながら、二人の間に初めて沈黙が生まれた。
そう言われると……
考え出すと首のあたりが熱くなるのを感じた。
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