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「……私！？ どうして……。クライアントのことじゃないの？」
半信半疑で聞き返した。
「もちろん、それも考えてるけど、やっぱり、お前。だってさ、クライアントのこと、一番に考えてるのってお前だろ？ お前の反応がいいと、それがそのまんまクライアントからの反応のような気がして。実際、それで成功してるし」
眞辺は白い歯を見せて笑い、
私の顔はたちまち赤く染まった。
……嬉しかった。
そんな風に眞辺がデザインを生み出しているなんて、夢にも思わなかった。
うつむいた顔をゆっくり上げると、眞辺が至近距離で私の視線を待っていた。
心臓が胸の奥で掴まれたようにキュンとなる。
私は動揺して目をそらしたが、
次の瞬間、思わず声を上げた。
「あっ！」
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