番外編【新人デザイナーの憂鬱】

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あの二人の空気感というのは、 独特だ。 相手の空気を自分の空気に取り込むのが上手くて、 それぞれの空気が、 いつの間にか、二人のを包む空気になっている。 ……ああ、俺。 何、二人のこと認めちゃってんだ。 ……考えるの、よそう。 俺は首を振ると冷めて苦みのましたコーヒーを一気に飲み干した。
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