姫と騎士

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「……LFの人ッスカ…」 待つ事五分。 目の前にそいつは現れた。 「おぉ…!お、お、おぅ…」 メンバーの一人が若干引いている。 俺も引いてる。 「その声は…」 「……ソルジェっす」 ダルそうに答えた目の前の男は頭を掻きながらそう言った。 お世辞にもイケてるとは言えないメンバー達に声を掛けてきたのは… 見るからに、ヤンキー。ドヤンキー。あ、やばい、俺カツアゲされちゃうかも。そう思えるぐらいにヤンキー。 「こ、これで全員揃ったかな…」 ボンゴレさん声上擦ってんじゃん。そりゃあそうだろう。だってピアス何個空いてんだって耳と獅子の様な黄金の髪。服装もめっちゃイケてる。背もたけぇ。 俺と同じ歳って事は……17才だけど…… 17でこれだったらめっちゃヤンキーじゃん…。 そう考えたら俺も少し震えた。 「ぜ、全員揃ったみたいだし場所移動しようか…」 ボンゴレさんがそう言う。しかし俺はソルジェを見て呆然とし、もう一度アリスにゃんを見て呆然としていた。
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