それから

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「ここ、最後に使ったのはいつ?」  西の後ろの穴に触れる。 「……っ」 「いつ?」 「……普通の男はそんなところ滅多に使わねえよ」 「おれが最初で最後?」 「言わせんな、察しろ」 「よかったーー」  西の手をつかみ、立たせる。その足でシャワー室へと向かった。  壁に手をつかせ、尻をこちらに向けさせる。ボディソープでぬるぬるにした指で、穴の周辺を撫でた。くすぐったそうにしていた西の声が、徐々に熱を帯びたものに変わっていく。  ゆっくりと指を押しこめると、西は口を押さえながら、 「ふ、ァ……っ」  と、色っぽい声をあげた。  一本の指でじっくりと鳴らし、二本、三本、と本数を増やしていく。  じゅうぶん広がったところで、三本の指を挿入したまま、背中からキスをした。 「ふ、う……っ、は……っ」 「どこでそんな声覚えたの……」  指を抜いて西を抱きしめる。 「知る、か……」 「挿れるよ。痛かったら、ゆって」  バックの体勢で、西の穴に自分のそれをあてがう。先っぽだけしかあたっていないのに、すべてが持っていかれそうになる。  ぐ……っと西の体内に挿入する。それだけで、イッてしまいそうになった。 「ちょっと待って……今動いたら、やばいから」 「ん……、俺、も……」  挿入したまま、二人の男は動きを止めた。
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