【おまけ1】打ち上げ

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 ボリスが笑ってグラスに酒を注ぐ。それを飲むと今度はコンラッドが酒を注ぐ。どうやら酔わせてしゃべらせようという事らしい。 「ランバートはどうして騎士団に入ったの?」 「前に、婚活って言ってたよな。現在進行形?」 「「婚活!」」  コンラッドチームの驚愕、ゼロスの苦笑、レイバンのニヤニヤ顔。本当にこんなのが話のネタになるんだからな。呆れるけれど、まぁ楽しい。 「今は俺が立候補中」  ニヤリと笑ってレイバンが体を寄せる。隣に座って形のいい指を頬に絡めるようにしている。なんとも楽しそうな顔をして人をからかうレイバンに、ランバートも悪乗りをした。 「諦めてないの?」 「うーん、面白そうだから。相性良さそうだし」 「試そうか?」  ニヤリと笑って誘うと、意外と乗ってくる。寄り添うように近づく紫の瞳を見て、ランバートは笑う。けっこう色気のある顔をレイバンはする。 「こらこら、こんな公衆の面前で何を始めようっていうんだい?」  ボリスが困った顔で笑っているけれど、少し赤くなっている。意外と慣れていない様子だ。 「いいな、レイバン。俺も参加しようかな」  そう言って近づくのはハリーだ。こっちも同じような悪戯な様子でいる。レイバンと合わせると手が悪そうだ。  蠱惑的に見上げる緑色の瞳はまた少し違った魅力がある。色気というよりは、小悪魔的だ。     
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