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だがシュテルは興味津々という様子で身を乗り出す。これに悪乗りするのがレイバンという奴だ。ニンマリと笑うと、期待通りに続きを話し出した。
「で、翌日の風呂の時間、第五師団が最後ってのもあって勇士が集まって集団オナニー大会になったんだけど、妙にムラムラした気持ちになってきた」
「うんうん」
「気づけば近くの奴とキスをしながら抜きあいを始めたり、中には本番に突入する奴も出てきたらしい」
「ほう」
「場の雰囲気に飲まれるって凄いらしくてさ。もう興奮が興奮を呼んで、気づけば全員でえらい盛りまくって」
「それで!」
「出てこないのを心配して見に来た大将に見られて、大目玉くらったって」
「何だよそれ!」
食い入るように聞いていたギャラリーが、どっと声を上げる。ランバートは溜息だ。まぁ、状況の異様さと妙な興奮というのは理解できるが。
「あれはヤバイ! と、先輩から真剣な目で諭された」
「でも、面白そうではあるよな」
乗り気な声も一部で出る。止めておくに超したことはないというのに。
「でもよぉ、この面々でそんな事をすると、最終的に体格のいい奴が有利だぞ」
「……!!」
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