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【おまけ1】打ち上げ
トレヴァーが連れてきてくれた店は、一階にも大部屋があるらしい。普段はここを宴会場に使っているらしいのだが、今日はここに布団を運び込んで貰った。
女将さんもいい人で、快く迎えてくれた。
それぞれが酒を片手に飲んで食べて、賑やかな時間が過ぎていく。
ドゥーガルドはしきりにランバートとの手合わせを願いでてきたし、トビーはトレヴァーと何やら言い合いをしながらも楽しそうだ。
そうこうして三時間も経つと、早い奴は眠くなる。トビーとトレヴァーが沈み、チェスターが沈み、意外にもドゥーガルドが沈み、レイバンの側でコナンが眠ってしまった。
そこにゼロス達に誘われたらしいボリスが合流し、レイバンがコナンを布団に移動させるとやっと、少し場が落ち着いた。
「賑やかなのはいいが、流石にこの人数は大変だな」
苦笑したゼロスの隣で、コンラッドが同じく頷く。二人は比較的似たイメージがあった。
「何にしても、お疲れ。いや、本当に疲れたよ」
「でも、楽しかったじゃないか。違うかい、レイバン?」
頬杖をついて言うレイバンに、ハリーが楽しそうに笑う。これには全員それぞれ頷いた。
「みんな顔見知りで知り合いなのか?」
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