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ランバートが聞くと、第一師団のゼロスとコンラッド、ボリスは頷いた。
「俺たちは同じ隊だし、よく組むことがあるからな」
「年も近いからだな。話も合うから会話も多い」
「ゼロスとコンラッドは少し硬いんだよね。俺は二人よりは軽い」
ゼロス、コンラッド、ボリスがそれぞれに言う。なんだかんだで仲がいいらしい。
「俺はドゥーガルドの事は知ってたけど、合わなそうだから近づかなかった。こんなに話したの
は今日が初めてだね。まぁ、話すと悪くない」
レイバンはそんな事を言う。まぁ、あれだけの巨体は目立つだろう。
「多分、同じ隊の人間はある程度分かってると思うよ。関わりがあるかは別としてね。第三師団と第一師団は人数が多いから関わらないとまったくだろうけど、第四、第二、第五は人数少ないから」
ハリーの説明に納得だ。ランバートだってチェスターの事は知っている。
「まぁ、俺としては是非ともランバートのことが知りたいわけだ」
「俺?」
興味津々という様子で近づいたハリーに少し押されながら、ランバートは自分を指す。周囲を見回しても、みんな頷いている。何がそんなに興味があるのか。
「ランバートは中途組だし、入ったとき一人だしさ。入団テストでも関わりないから興味あり。多分そう思ってる隊員は多いよ」
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