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美姫は、キャビンアテンダントに頭を下げた。
『私は乗りませんので、離陸の準備を始めて下さい。
ご迷惑をお掛けし、大変申し訳ありませんでした』
レナードが美姫に怒声を上げる。
『ミキ!
あんた、シューイチのことが好きじゃなかったのかよ!
あんなボロボロのシューイチを見捨てるつもりなのか!?
シューイチは......シューイチは、あんたが必要なんだぞ!!!』
美姫は肩を大きく震わせた。
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