男爵とかぷさいしん

一日三食〇〇品目！

　と、アウトドア趣味でも無い限り、わざわざ休日の朝早くに出掛けはしないだろう。そして、他にやるべきことがなければ、なんとなくネットを彷徨ってしまうものだ。

　面倒な水回りの掃除は櫻井がやる約束だし、自室はそう汚れない。ベッドの下に埃を溜める位のものだ。それすら、ラグは敷いていないから、適当に拭き掃除すれば済む。ロボットに任せれば、四隅以外は勝手に綺麗になるし。

　さて、ネットを彷徨うのも飽きたし、買ったまま積んでおいた本を読むか。起きてから暫くしないと、小難しい内容って入って来ないから困る。脳の起動速度ってのは、どうやったら良くなるのだろうな。

　本を読み終わったタイミングを見計らったかの様に、正午を知らせるチャイムが鳴った。ついでに腹も鳴ったので、昼飯にしようとダイニングに向かったら、だ。