2人が本棚に入れています
本棚に追加
/5ページ
サンゾウ「ついに魔王の間だ」
クラノスケ「とうとうだな。さっさと魔王を倒して、世界に平和をもたらして、平和に暮らそうぜ！」
キョウノ「油断は禁物よ！」
リューナ「でもきっと大丈夫！ だって私たちだもの。それに召喚獣だっているのよ」
ラージ「そうだな。俺達ならきっと魔王なんてすぐさ」
サンゾウ「そうだなみんな」
「さあ行こう！ 世界の平和のため！ ぼくたちは戦うんだ！」
ー魔王の間ー
魔王の間はやけに暗く、怪しげな雰囲気に包まれていた。
魔王の姿が見当たらない。
サンゾウ「どこにいるんだ？」
クラノスケ「びびってんじゃねぇぞ！ さっさとでてこい！」
奥の方から音が聞こえる。
リューナ「きたわ！」
Ｌｖ．１５ ビックマウス
ビックマウスはこちらを 見ている。
サンゾウ「……」
ラージ「ビックマウスだと？」
キョウノ「ビックマウスと言ったら、旅の最初の方に出てきて私たちを苦戦させた相手……」
クラノスケ「今では全然相手にならないやつだぞ…？」
リューナ「けれど、魔王の間にいるってことは……」
ビックマウスの先制攻撃！
サンゾウに１のダメージを与えた！
サンゾウ「……弱い」
クラノスケ「ラッキーじゃねぇか！ こんなやつが魔王だったなんてな！」
キョウノ「今日までの旅の意味って……なんだったのかしら」
リューナ「魔王に圧倒的な差をつけて勝つための旅だったのよ！」
ラージ「魔王が道中のモンスターより弱いだなんて」
サンゾウの攻撃！
ビックマウスに９００のダメージ！
ビックマウスは倒れた！
サンゾウ達は勝利した！
サンゾウ「本当に……？」
クラノスケ「……魔王に…」
ラージ「勝ったぞ」
リューナ「やったわね！」
キョウノ「どうして素直に喜べないのかしら……」
ゴゴゴゴゴ。
サンゾウ「なんの音だ？」
サンゾウ達は光に包まれた――――――！
最初のコメントを投稿しよう！