夜景

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「携帯のケース。どう?」 「い、いいの?」 「なにが?」 「これでいいの?」 「柚葉の気に入ったやつでいい」 その言葉に大きく頷く。 嬉しくて、堪らなかったから。 「こ、これがいい!」 「よし、じゃぁ買うか」 「やったー!!」 2人並んで、気に入った木目のものを選ぶ。 お互い案外優柔不断ではないみたいで、案外あっさりと決まった。 「ふふ。お揃いだ」 「嬉しそうでなにより」 ニヤニヤと袋の中を見つめる私を見て、彼は可笑しそうに笑った。
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