食事

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食事

 食堂はすでにそこそこ人が一杯だった。  そしてここには僕が今日は一緒に食べる約束をしている、上級生のカイルとスノーレットがいるはずなのだ。  そう思って探していると、すでに朝食を載せた白いトレーをもって席についているのを見つける。  なので僕達も急いで朝食を取りに行く。  ここの朝食はいつもバイキング形式で、好きなものを好きな量だけ取れるようになっている。  もっとも栄養バランスを考えるようにと、いつも食堂のおばちゃんが言っていたりするが、隙を見てポテト山盛りにしたリ肉類を山盛りにしたりするのはよくある事だった。  とはいえ、幼馴染の健康管理も僕の役目と僕は自負していた。  目の前に張られた、野菜もきちんと食べましょう、といった張り紙を見ながら、リゼルがソーセージばかりを取ろうとするのを見つつ、僕がレタスなどをリゼルのお皿に載せておく。  それを見たリゼルが僕を恨めしそうに見て、 「……野菜が多すぎ」 「それくらいは食べるべき。僕も食べるし。ほら、後の人が困っているから早く先に行こう」  観念したようなリゼルが、その野菜の乗った皿を持ちながら移動していく。  こうして朝食のプレートと飲み物を手に入れた僕達は、上級生のカイルとスノーレットの、二人の前に座る。
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