所詮大人も子供 ~episode4~

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ぎゅっと目を閉じて、何回も襲いかかってくる快感に震える。 何度も意識を飛ばしそうになるけど、再び襲い掛かる快感に意識を取り戻す。 すると。 「瑠香」 不意に耳元で熱い息遣いを感じた。 ゆっくり瞳を開けると、私を見下ろす櫻井さんと目が合う。 「俺だけ見てろ」 そう言った瞬間、体の奥を突き上げる様に更に動きを速めた櫻井さん。 反動で浮きあがる腰に、意識が飛びそうになる。 「やぁっ、待ってっ――あぁっ」 我も忘れて、汗ばむ筋肉質な彼の体に爪を立てる。 そして、潰れそうなほど抱きしめらたまま、同じ場所に導かれた――。 「ハァハァ……」 荒い2つの息遣いがフロアに響く。 私を抱きしめたまま、動きを止めた櫻井さん。 同じくらい熱くなった体を互いに抱きしめ合う。 それでも、暫くして、ゆっくりと体を起こした櫻井さん。 そして、グッタリする私の顔を見て、悪戯っ子の様に笑って言った。
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