第1章 出会い

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「やっぱ合コンしかないのかなぁ~。でもそれすら、めんどくさい」 「それなら、諦めるしかないね」 そう言うと、またうぅ~と犬の様に唸る美咲。 そんな美咲を横目に、机の上にある枝豆を口の中に放り込んだ。 美咲の言わんとする事は分からなくもない。 26歳になってまで合コンに汗を流したくない。 というより、私は彼氏を作る気さえない。 今は恋より仕事だ。 恋して悩んでる暇があったら、新しい販売先を見つけたい。 そう思っている私はきっと、もはや女として終わっているのかもしれない。
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