第1章 出会い

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そんな他愛もない事をワイワイ話していると、横の席にスーツ姿の4人組の男が入ってきた。 薄いスダレで仕切ってあるけど、横の席は丸見え。 無意識なのか、美咲が現れた男達を横目でチェックしている。 すると。 「あれ? 美咲じゃん」 「え?――あぁ! 純じゃん」 「何? 飲み会?」 そう言ってチラっと私の顔を見る『純』と呼ばれる彼。 体つきがしっかりしていて、男らしい。 ただ、なんとなくだけど――かるそう。 「そぅ。純も?」 「お~、大学の時の奴らと。それより一緒に飲まねぇ?」 「え?」 彼の誘いに一瞬きらっと美咲の目が光る。 そして、そのまま同意を求める様に大きな瞳が私の方に向いた。
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