異人館の怪

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『世界一の腰使い マヌエラ』 そのあまりに濃厚なルックスとキャッチコピーは彼らを怯ませるには十分でしたが、彼らに格の違いを見せつけるかのようにHくんは自信ありげに彼女を指名したのです。 「このマヌエラでイケたら、ここと次の店の支払いをお願いしますね!」 と、先輩達に先駆けて意気揚々とプレイルームへ入っていくHくん。 「オプションの翻訳サービス?も付けて下さい」 と、勝利を確信した余裕の態度を見せていました。 何が勝利なのかはさておいて、このオプションサービスが彼に悲劇を招くことになるとは、この時の残念な仲間たちは知る由もありませんでした。 90分後、それぞれがプレイを終えて待ち合わせのワンボックスカーに帰ってきます。 「やっぱり北欧はサイズ感が凄い」だの「ロシアは局部の匂いが少し…」など、誤った方向に国際色が濃い猥談で盛り上がる彼ら。
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