0人が本棚に入れています
本棚に追加
よしっっ!
全力で君を落とそう。
そうだ!
悩んでも仕方ない! 君を手に入れればいい話なんだから。
今までだって親友とはいえずっと心地良い関係でいたんだ。それが例え彼彼女になったって変わる事はないんだ。ない筈だ!
それに…僕は一度だって君を親友だとは思った事はなかったんだから。
君が親友だというからそれに甘んじていただけ。
でも、それは君の側に居たいが為の言い訳。
もう、我慢しなくていいよね?
今、君もフリーなんだし。
「ねぇ、覚悟して? これから僕は君を全力で落とすから。」
「な! 急に何言い出すの?!」
「君にとったら急かもしれないけど、僕は本気だから。ドッキリでも冗談でもないから。若干お酒の力は借りてるけどね(笑)」
「だって! そんな素振り見せなかったのに…。いきなりそんな事言われても…。」
「…。さっさと食べちゃってここ出よう。ここじゃゆっくりと話出来そうにない。ほら。君の好きな揚げ出し豆腐だよ? はい、あーん。」
一口大にした揚げ出し豆腐をお箸でつまみ口元へ持って行く。
「あ、うん。あーん。」
僕の言うことに釣られて口を開け揚げ出し豆腐をまつ。
ふふ。こういう所が可愛いよね。だから手放せない。
僕だけに許される行為。
愛しい…愛しいと心が叫んでいる。
最初のコメントを投稿しよう!