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君が好きだ。
いつも離れているから辛い。
誰よりも君を好きで、誰よりも君に触れていたい。
だけど、それが叶わぬことは自分がよくわかっている 。
自分が選んだこの職は人に夢を与える歌手だ。
普通の恋人なら当たり前のようにできることも、堂々とできない職は夢だったのに今では辛い。
逢いたい時に君に逢えない。
抱きしめたい時に君を抱きしめられない。
これが自分が選んだ幸せなのか?
好きな子一人も守れないこの職が憎くなるときもある。
夢を追いかけている自分。
“私は大丈夫だから”と背中を押してくれる君。
本当は誰よりも愛しているのに、 誰よりも我慢している君を、すぐに抱きしめてあげられない。
いつになったら君と手をつないで、一緒に買い物して、堂々と街を歩けるのか。
こんなことをしてるうちに 君に新しく好きな人ができて 、僕は君を手放すことができるのか?
今のこの感情でさえも自分で制御できないのに。
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